採用ミスマッチ原因とその解決策|求人募集の段階から問題あり

 

採用コストと工数を掛けた後に、また退職!「採用ミスマッチは、求人段階から起こっている」と考える採用動画プロ集団である私たちが、原因から改善策までご紹介します。

人事担当者の頭を悩ませる、採用ミスマッチ。採用コストと工数を掛けても、すぐに辞めてしまう……。このように早期退職率が高い場合、ミスマッチの真因分析から改善策を立てることで、人材の定着化を図ることが可能です。

 

企業と求職者のニーズにズレができた原因を探り、そのギャップを求人の段階で埋めていく。そう、ミスマッチは、求人段階ですでに起きているのです!今回は、採用ミスマッチの原因から、改善策までをご紹介します。

ミスマッチの原因トップは「人間関係」

企業と求職者間にミスマッチがあったため、退職に至った場合。それはどのようなケースがあるか、見ていきましょう。真因分析なしで、対策は立てられないためです。まずは、退職理由のランキングから。

 

「株式会社ビズヒッツ」が行なった【新卒1年未満の転職理由ランキング】381人アンケート調査がこちら。

 

退職理由ランキング
出典:【新卒1年未満の転職理由ランキング】- ビズヒッツ

 

ご覧の通り、第1位は、「人間関係」続いて、長時間労働・休日への不満、仕事内容が合わない。

 

ここで少し話が逸れますが、パンデミック以降、仕事も生活も、なかなか思い通りにできないジレンマがありました。そのような時にも有効な考え方ですが、自分が「コントロールできること」と「できないこと」に分けると考えが整理されてスッキリします。

 

これにより、10位まで見ていく時に、「雇用側が、このリストの全ての理由を潰さないといけない!」とパニックになる前に、思考が整理しやすいです。

 

1.自分たちで影響できる範囲なのかを整理する

例えば、6位と9位は、気が変わったり体調の変化なので、雇用側の不可抗力。5位と8位は「事前に分かっていたことでは?」と突っ込みたくなりますよね。

 

採用前と採用後の変化点は、雇用側にはなく、求職者の状況や心の中で起きた変化点があり、それは雇用側にとって不可抗力として良いでしょう。その他は、雇用側がコントロールできる内容=改善の余地ありと、ざっくり分けることができます。

 

7位は、完全に雇用側の改善点。10位の「成長できない」。そもそも入社一年で判断することは、時期尚早ではないでしょうか。それでも、このような求職者には、少し無理めのタスクを与えて、周囲はゆったり見守る、また直属上司と将来のキャリアプランが気軽に話せる関係作りをするなどの、改善策がありそうです。

 

残る1位〜4位。上位理由を見ていくと、実はこれらこそ、雇用側が、改善により大きく挽回できる可能性を秘めているのです。

 

2.できることに注力し、具体的な改善策を!

ここまで整理できたら、これならできそうって思えてきたのではないでしょうか。まずはあれこれ手を出さず、細かく分解して考え、できるところから手をつけていく。または効果的なところから進める。マトリックス図などを使って分類しても良いかもしれません。

マトリックス図

3位、4位は、求職者とのコミュニケーションの取り方で、退職に至る前に修復できる可能性が大。さらに、求人時に提示した“会社が求める人材像やスキルセット”情報が正しく発信されていたか、見直す必要があるでしょう。

 

2位は、すでにそのような勤務形態が必然と雇用側が認識していた場合、求人時にどの程度のオープンな情報開示をしていたのか、振り返る余地がありそうです。ある程度の残業負荷があると認識、合意の上で入社していたら、問題になりにくくなります。

 

最後に、第1位の「人間関係」これは、最も対策を立てるのが難しい課題かもしれません。会社ですでに働く人たちと求職者との相性は、入社してみるまで未知数だからです。しかし、だからこそ、言葉ではなく実際に働く人たちの姿を「見せる」。

 

具体的には、採用動画を制作し、採用マーケティングに取り入れている企業が近年増えていますが、言葉では伝わらない、人間が醸し出す“ムード”を伝えるのにこれ以上の改善策はありません。

 

採用動画を用いた採用PRについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください→新時代!動画を使った採用PRの新たな手法|採用動画のプロが解説

人間関係のよさが伝わる「採用動画」って?

採用動画とは “企業が業務内容や仕事の風景、自社の魅力などを動画にまとめて人材を集めるために活用する”目的で制作するもの。

 

採用マーケティングに動画を取り入れると、静止画よりも記憶の残りやすさが、なんと1.65倍だと言われています。入社面接で会う人事担当者や、面接官からの印象だけで、その会社の雰囲気は読みきれませんよね。

 

更に「社員同士の仲が良い職場です。」と求人票に記載された文章を読む場合と、動画で実際の職場で社員が団欒する様子、座談会で上下関係なく自由に発言する様子などを見た場合、どちらに信憑性を感じるでしょうか?

 

勿論、後者ですよね。言語化しにくい人間関係ほど、動画活用をしない手がありません。

 

動画活用の仕方がわからない、制作方法が知りたいなどがありましたら、こちらの記事に詳しく解説しています。

【採用担当者必見】採用動画の目的とポイントをプロが解説!

 

さて、採用動画と言っても、様々な種類があります。社長・創業者インタビュー、ある社員の1日を追う内容、先輩社員が仕事のやりがいを語る、などなど。

 

退職理由トップの人間関係について、ミスマッチを減らす目的であれば、現場で働く人たちのリアルな声をなるべく多く取り入れることが効果的でしょう。更に、原稿をそのまま読んだり、格好良く見せたりすることにこだわるよりは、生々しく、リアルに。

 

最近、婚活ではマッチングアプリが流行りです。婚活と仕事探しは似ていると言われるように、事前に素の姿をある程度出した方が、「こんな人だとは思わなかった!」というミスマッチを減らせるのです。

 

また、採用動画に関する調査で、「最も印象に残りやすい採用動画」の上位3つは、「社員インタビューと会社紹介、事業内容」との結果が出ています。

 

印象に残っている採用動画

出典:新卒採用動画・就活PR動画の効果とは?就活生アンケート調査- proox

 

社風に合う人物像を、現場で働く社員を通じて発信。更に事業紹介を盛り込み、自分が働く姿が想像できるようにする。このようにして、

  1. 求人時に発信する情報を精査することで、ミスマッチを大幅に削減。
  2. 入社後の、2Wayコミュニケーションを密に取る。

この二段構えで、ランキング上位の退職リスクを減らしていきましょう!

 

採用動画の事例紹介

1.「人間関係のよさ」が見えやすいアイデアは?

ユニークな例では、他部署の人間二人によるラップバトル。自由に意見をぶつけあう熱い姿を動画で見せる、斬新なアイデアです。

 

そして、部署間の仕切りがないオフィス環境を紹介、これはコミュニケーションを大切にしており、社員同士がフラットなアピールが可能。

 

異なる立場の社員による、原稿のない座談会も、実際のミーティングが想像できて、良いでしょう。そして、極め付けは“社長の意外な一面”。ベンチャー企業の社長といえば、情熱ほとばしる尖った人柄を想像しがちですが、

 

例えばこの株式会社コネクター・ジャパンの採用動画のように「社長の中濱の意外な一面(一番良いところで噛んでしまった…。)は秀悦です。トップの人間らしさが伝わり、社長本人が語るよりも、人間関係が良いという企業の魅力が伝わる好例です。

事例紹介:株式会社コネクター・ジャパン【採用動画】


2.「職場環境」を伝えるアイデアは?

職場環境を伝えるにはオフィス紹介動画がおすすめです。

自分が働く職場の雰囲気や実際に働いている人が映るので、実際に働くイメージがつきやすいです。

事例紹介:株式会社キャディ【採用動画】


こちらのキャディ株式会社は製造業DXのサービスを開発・提供している企業ですが、取引先の大部分が中小の工場という事で、オフィスも工場のような面持ち。また、立地も下町・台東区蔵前にあるという。

地図で見たり、テキストで読むより、遥かに働くイメージが付きやすいのではないでしょうか。

 

最後に・・・採用ミスマッチに悩んでいる方へ

採用ミスマッチについて、理解が深まりましたか?

 

採用ミスマッチを軽減するために、いかに募集の段階で、自社の情報を伝えるかがポイントです。
そして、それを伝えるのに採用動画が最も効果的です。

 

安価で採用動画制作や掲載を行いたいなら、ぜひmoovyにご相談ください。moovyは採用PRを、最も完全視聴されやすい、30秒動画で行う採用動画プラットフォームです。

 

企業のありのまま、そこで働く人の”人間らしさ”にこだわった動画作りをしています。採用動画を熟知したプロだからこそ、客観的なアドバイス、プロのクオリティと拡散へのお手伝いで、優秀な人材に幅広くリーチできるよう、採用担当者と伴走します。弊社が運営する採用動画プラットフォームは以下のような特徴があります。

 

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  1. 高額な機材を使用しない。使うのはスマホのみ
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また「転職エージェントの出身者」が、制作を行うことから、企業・求人の双方からの目線を持ち合わせるため、ベストな動画制作が叶います。さらに、moovyには他にはない、優れた「動画管理機能」もおすすめです。

 

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この記事を書いた人
平石 武
平石 武

1986年生まれ。大阪出身。大学卒業後、タイ・バンコクで日本語教師として活動。帰国後は旅行代理店におけるイベント企画やWebデザイン・マーケティングに従事。現在は、企業PRのための動画コンテンツの企画提案から撮影編集までワンストップで行う。モットーは「動画制作でアイデアを感動価値に変える」

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