採用サイト制作のポイント3つ!費用感や制作会社の選び方も紹介
- 「自社の採用サイトはあるものの、内容が薄い・古いのでリニューアルをしたい」
- 「どんなコンテンツがあれば、いい人材が採用できるのだろうか」
- 「外注も考えているけれど、どこに依頼すればいいのかわからない。費用面も心配…。」
そんなお悩み・疑問をお持ちの採用担当者もいることでしょう。
本記事では、自社の魅力を伝える採用サイト制作のポイントを3つご紹介します。盛り込むべきコンテンツのほか、制作を外部に委託する場合の費用感や制作会社選びのコツまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
採用サイト制作の重要性
人材を採用するための手段として、「求人票の制作」や「採用媒体への掲載」を思い浮かべる方は多いでしょう。実際に、この方法で一定の成果が出ている企業も少なくないと思います。
ですが、求職者にとっては各企業の”採用サイト”が会社選びの重要な要素になることはご存知でしょうか。
就職活動をしたことがある男女のうち、約9割以上が「就職活動中に企業の採用ホームページを確認した」と回答しました。
出典:採用ホームページに関する調査(キャリタス)
この結果から、人材獲得のためには採用サイトが必須であるといってよいでしょう。うまく活用すれば、自社の魅力を効果的にアピールできるとともに、求職者の応募意欲も高めることができます。
とはいえ、どんな採用サイトでもいいわけではありません。自社にマッチする人材獲得のためには、情報を伝えるコンテンツを充実させたり、デザインにまでこだわることが大切です。
以下にて解説するポイントを参考に、魅力的な採用サイトを制作し、求職者に効果的なアピールをしていきましょう。
魅力が伝わる採用サイトを作る!3つのポイント
さまざまな企業が、求職者の志望度を高めるためにあらゆる工夫をしている採用サイト。自社の魅力を的確に伝え、欲しい人材にアプローチするにはどうしたらいいのでしょうか。
採用サイト制作の際に気をつけたいポイントは、以下の3つです。
【ポイント1】方向性を明確にしよう
「人が足りないから、とりあえず採用サイトを作ってみよう」と見切り発車でサイト制作を進めてしまうと、のちのち「欲しい人材からの応募がない」「求職者の印象に残らずスルーされてしまう」といった課題が生まれてしまうかもしれません。
こうした事態を防ぐために、まずは自社の採用方針や採用したいポジション、ターゲットとなる人材などを洗い出し、整理してみましょう。
その際は『採用の5Pのフレームワーク』を使用すると整理しやすくておすすめです。
そのうえで「誰に向けて、どんなメッセージを発信するのか」「採用サイトを訪問した求職者に、どういったイメージを持ってほしいのか」などの方向性を決定します。
たとえば
自社のコーポレートサイトなども確認しながら、ブレのない採用サイト設計を行ないましょう。
【ポイント2】採用サイト内のコンテンツを充実させよう
採用サイトの方向性が決まったら、いよいよ盛り込むコンテンツの精査に移ります。
「募集要項があればいいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、単に採用したいポジションの仕事内容・採用要件を載せているだけでは、他社との差別化ができず、求職者の志望度を高めることはできません。
では、求職者はどんな内容を知りたいと感じているのでしょうか。
ブランディングテクノロジー株式会社が行なった調査によれば、就職活動中の人が「採用サイト内で最も参考になった」と答えたコンテンツは『企業理念・ビジョン』でした。そのあとに『募集要項』、『仕事の一日の流れ』と続きます。
出典:ブランディングテクノロジー社(https://www.branding-t.co.jp/)2024年3月実施「転職・就職活動に関する意識調査」
この結果を踏まえ、採用サイトのコンテンツに盛り込むべき内容をそれぞれチェックしていきましょう。
◇企業理念・ビジョン
まずは採用サイト内で「展開する事業は何か」「どういう考えで事業を行なっているのか」「会社全体で何を目指しているのか」といったメッセージを明確に伝えることが大切です。
「この会社、何をしているのかよくわからないな…」と感じてしまうと、求職者はその他のコンテンツを見ずにサイトから離脱してしまうためです。
ただし、伝えたいメッセージが精神論に寄っていたり、具体性がなかったりする場合は、かえって「怪しい」「信頼できない」と思われてしまいかねません。
トップメッセージや採用責任者の言葉などをうまく活用しながら、誠実さをアピールできるとよいでしょう。
◇募集要項
採用したいポジションの要件や待遇、仕事内容などをわかりやすく示した募集要項も、必須といえるコンテンツです。
ここで注意したいのが、募集要項のリンクの設置場所。求職者は「自分が応募したいポジションはあるか」「給与などの条件はどうか」を確認するために、まず募集要項をチェックする傾向にあります。
そのため求職者がすぐに知りたい情報にたどり着けるよう、できるだけ目立つ場所にリンクを設置してください。
◇一日の流れ
募集要項にある仕事内容だけでは、実際に働くイメージはなかなか湧かないもの。
「ある社員の一日の流れ(例)」という形で大まかなタイムスケジュールを載せておくと、求職者に「今の仕事よりゆとりがありそうだな」「これなら自分にもできそう」といった印象を持ってもらいやすくなります。
結果として志望度も高めることができるでしょう。
▼09:00 出社
▼09:30 メール返信、提案資料の確認
▼10:00 取引先にて商談
▼12:00 昼食
▼14:00 商談2件目
▼16:00 帰社、事務作業
▼17:30 退社
◇社員インタビュー
職場選びにおいて、人間関係を重視する人は多いです。
「どんな人と一緒に働くのだろう」「うまく馴染めるかな」という求職者の不安払拭のために、実際に働いている社員のインタビューを載せることは効果的だといえるでしょう。
可能であれば、採用したいターゲット層と同年代の社員に「仕事はどうか」「やりがいは何か」「希望するキャリアや将来への展望」などについて話してもらうことをおすすめします。
具体的には以下のような社員インタビュー動画は自分ごととして捉えられやすく、おすすめです。
◇福利厚生
募集要項に記載をするのが基本ですが、自社にしかない福利厚生や休暇制度(フリードリンク、スポーツジム利用補助、誕生日休暇など)があれば、別途アピールすることで魅力付けにつながります。
以下の調査によると、福利厚生などの待遇面は応募する段階だけでなく、内定受託などの入社を決める際にも重視している項目です。
出典:キャリタス就活「2025年卒 採用ホームページに関する調査」2024年7月実施
近年では、売り手市場ということも相まって、内定を複数持っている候補者が多いため、掲載は必須の項目と言えるでしょう。
◇職場の雰囲気
会社の空気感や職場の雰囲気は、文章だけではなかなか表現できません。そこで検討したいのが、写真や動画の活用です。
最近では採用活動において動画が積極的に利用されており、YouTubeチャンネルを開設する企業も増えてきています。
実際に、動画は求職者へポジティブな影響を及ぼしており、当社の調査では実に約8割の人が「採用動画の視聴後、その会社への志望度が高まった」と回答しています。
さらに動画のなかでも、30秒~1分のショート動画が求職者の目に留まりやすく、効果的なアピール手段として注目されています。
採用ショート動画についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【ポイント3】採用サイトのデザインにもこだわろう
ここまで、採用サイトの方向性を明確にする大切さや、盛り込みたいコンテンツについて解説してきました。
もう一つ忘れてはならないのが、採用サイトのデザインについてです。
キャリタス就活が行なった調査によれば、2025年卒の学生の約9割が「採用サイトの情報やデザインが古いと、関心や志望度が下がる」と回答しました。
出典:キャリタス就活「2025年卒 採用ホームページに関する調査」2024年7月実施
この結果からは、いくら良いコンテンツを作っても、採用サイトのデザインが古く見づらいものであれば効果が発揮されず、むしろ悪影響となってしまうことがわかります。
そのため、採用サイトはデザインにまでしっかりこだわる必要があります。
Web制作事業を行なう企業であれば自社内で対応できるかもしれませんが、そうでない場合は外部の制作会社への委託を検討するのがよいでしょう。
採用サイト制作の費用相場
先述の通り、効果の出る採用サイトを作るために検討したいのが他社への制作依頼。とはいえ「まずは費用が気になる…」という方も多いでしょう。以下にて詳しく解説します。
採用サイトの外注でかかる費用
採用サイト制作における費用の相場は、コンテンツの量やページ数、デザインの自由度などによって異なります。ここでは大きく分類のうえ、以下にまとめました。
費用 | 内容の充実度 | 制作期間 |
---|---|---|
~50万円 | 充実度:低 コンテンツ:内容によっては入れられないものも デザイン:テンプレートに沿った最低限のもの |
数週間~1ヶ月程度 |
50万円~100万円 | 充実度:中 コンテンツ:必要なものは基本的に盛り込める デザイン:一定のオリジナリティが出せる |
2~3ヶ月程度 |
100万円~200万円 | 充実度:高 コンテンツ:柔軟に変更可。撮影やインタビューも依頼できる デザイン:イメージを伝えれば質の高い提案を受けられる。カスタマイズ性も高い |
3~4ヶ月程度 |
200万円以上 | 充実度:高 コンテンツ:数をさらに増やせるほか、ページ数も自由。ブランディングのコンサルティングから任せられる場合も多い デザイン:自由度が高く、UI・UXの面でもオリジナリティを追求できる |
4~6ヶ月程度 |
上記からわかる通り、基本的に費用はかけた分だけ高品質な採用サイトを制作できます。予算や必要なコンテンツなど、まずは自社の状況を確認してみてください。
採用サイト制作会社を選ぶコツ
採用サイト制作にかかる費用感がわかったら、次は「どこの制作会社に依頼するか」を検討しましょう。インターネット検索では数多くの会社がヒットしますが、以下にあてはまるところを選ぶと失敗しづらいです。
◇実績の豊富さ
手掛けた採用サイトが多ければ多いほど、その制作会社は技術力があり信頼できると考えられます。候補となる制作会社のホームページから、制作実績の数や種類を確認してみましょう。
◇広い対応範囲
制作会社によっては、サイト制作だけでなく写真や動画の撮影・編集、社員インタビューなども任せられる場合があります。自社でコンテンツ作りが難しい場合は、まるっと依頼できる企業を選ぶと、高いクオリティの採用サイトが作れるでしょう。
◇手厚いサポート体制
自社で行なえる場合は問題ありませんが、制作後の効果測定や改善提案、トラブルがあった際のサポートまでを任せられる制作会社だと安心です。
◇採用担当者への寄り添い
制作会社が「今回採用サイトを作る目的」「伝えたいメッセージ」などをしっかり汲み取ってくれるか、そして相違なく採用サイトに反映してくれるかどうかも重要です。
問い合わせの段階で提案を押し付けてこないか、自社のゴールに向かって寄り添ってくれるかなども確認できるとよいでしょう。
採用サイトは、当然ながら作って終わりではありません。その制作会社が採用成功まで伴走してくれるか、長期的な観点で頼りにできるかどうかなどを可能な限り見極め、依頼するようにしてください。
採用サイトにショート動画を入れて魅力をアピールしよう
採用サイト制作の外部委託をお考えの方、さらに採用ショート動画といったコンテンツ作りまで依頼したいという方は、ぜひ制作実績が豊富な株式会社moovyをご検討ください。
当社は、丁寧なヒアリングや打ち合わせを通して会社の魅力を最大限にアピールし、採用成功につながる採用サイト制作を行ないます。
また、採用ショート動画の独自ノウハウも有しており、企画から撮影・編集まで、ターゲットに適切にアプローチするコンテンツ制作が可能です。
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- この記事を書いた人

神奈川県出身。国立大学を卒業後、大手サービス業界で店長を歴任。その間人事などの業務を通じ、多くの面接を担当。退職後、エンジニアとして株式会社moovyにjoin。現在はシステム開発に加え、カスタマーサクセスなどを担当し、企業の人事に関わる。